東名・御殿場インターから約15分。この日は、「御殿場ゴルフ倶楽部」でプレー。 「アンジュレーションこそゴルフの生命であり極力自然のままの状態を保つことで、正当なゴルフが愉しめる」というコンセプトで造られた名匠・赤星四郎、最後の設計による戦略性に満ちた18ホールである。
INスタート、10番。打ち下ろしのドッグレッグ。左1ペナ、右はOBである。左右は木に覆われており、フェアウェイをさらに狭く感じさせる。ティーショットは、左に引っ掛け、ボテボテのサードゴロといった感じ。飛ばなかった分だけ1ペナにはならなかったのだが、2打目は当然グリーン方向を狙えず、+3スタート。11番以降も同様にフェアウェイは狭く、加えてどちらかに傾斜がかかっているため、簡単にフラットな状態では打たせてはもらえない。まさに、自然の地形を活かしたという感じである。
連れの皆様も同様にコースの洗礼を受け、やや疲れ気味でランチへと向かった。
和洋さまざまなメニューが並ぶ中、注文したのは「ねぎとろイクラ重」。 実は、こちらのコースをネットで予習した際、どなたかのコメントで“オススメ”と書いてあったのを思い出し、選んでみた。
お重に入ったご飯に、いくらが敷き詰められ、その上にねぎとろと卵焼きが乗せられている。
まずは、いくらとご飯を食べてみる。醤油漬けされたいくらは、プリプリ感も残っており、酢飯ともよく合う。続いてねぎとろを何もつけずに味わう。しっかりと叩かれたとろは、ねっとりとして甘みを感じる。小皿に、醤油とわさびを溶き、これを少し、ねぎとろの上にかける。わさびの香りが味を引き締め、さらにうま味が増す感じだ。正しくは、ネタを醤油につけ、ご飯の上に戻し、一緒にいただくのが作法(?)らしいが、気取る場所でもないので、豪快に食することにした。卵焼きは、いわゆる昔ながらのだし巻きで甘さも丁度よく、子供の頃によく食べた味を思い出させてくれる。 最初見た時は、量が少なめに感じたのだが、ご飯がしっかりと詰められていたらしく、食べ終わってみるとお腹いっぱい。その味といい、満足度といい、どこかビジネス街にあるお寿司屋さんのランチを連想させる味であった。
さて後半。スタートからいくつかは打ち下ろしなのだが、5番あたりから打ち上げになり、苦手な左足上りが続く。左足上がりと左足下がり、人によって好き嫌いは分れるようであるが、自分は前者が上手く打てない。案の定、終わってみると後半は散々たるスコア。 赤星氏のおっしゃる“正当なゴルフ”は、かなり厳しいものとなった。
※この記事は、あくまで主観的な感想です。メニューはプレー時におけるものであり、季節、その他の事情により提供されていない場合があることをご了承ください。
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