ゴルフ場の入り口で車を止めると鉄の扉が我々を招き入れるようにゆっくりと開いていく。 日本初の“ゲーティッド ゴルフコミュニティ”をコンセプトに開発された富津にある「ブリストルヒル ゴルフクラブ」がこの日のコースである。
“ゲーティッド コミュニティ”とは、居住者の安全とプライバシーを守るため、ゲートで外部との境界を設けたコミュニティエリアのこと。アメリカには多くのゲーティッド コミュニティがあり、中でもゴルフコースを有するものはゲーティッド ゴルフコミュニティといわれ、特に人気らしい。コース内には、レジデンスと呼ばれる販売住居が点在。こんなセカンドハウスが持てたら…とゴルフ好きなら誰もが想う夢がそこにはあった。
そんな「ブリストルヒル ゴルフクラブ」だからこそゴルメシも他のコースとは一線を画している。レストランを運営しているのは、丸の内や青山にも店舗を展開するあの“AWkitchen”。素材にこだわり、生産者の顔が見える一皿を提供しているお店である。 まず驚かされたのがなんと「380円!」の朝食ブッフェ。卵かけごはん、朝カレー、農園サラダ、ドリップコーヒーが食べ放題でこの値段である。
スタートが遅かったこともあり、これを目当てにかなり早めに到着、早速レストランへと向かう。
卵かけご飯のために用意されているのは、地元千葉県にある北川農園の“ぷりんセス・エッグ”。産卵期間を限定し、濃厚卵白にこだわったというブランド卵である。醤油を少しだけ垂らし、かき混ぜる。箸先に黄味と白身の弾力が伝わってくる。ご飯に乗せ、一気にかけ込むと卵の甘さと米が一体になり、大げさであるが日本人で良かった!と感じる美味さが。拡がる。
ご飯を半分ほど残し、カレーをかけ、そこに残った卵をトッピングする。和風の出汁をベースにしたややサラっとしたカレーと卵のバランスが絶妙に絡み合う。この後のプレーがやや気になったが、あっという間に平らげ思わずお替りをしてしまう。
茶碗2杯を大満足で平らげ、コーヒーを飲んでいるとこの日一緒に回る方は、なんと4杯目のカレーに取り掛かっていた。さすがに心配になったが、「いやー、美味くて止まらないよ…」というその笑顔を見るとなぜか納得してしまった。
さてこの日のプレーだが、朝食で満足してしまったせいか、食べ過ぎたせいか、終始安定しない感じだった。一方、カレー4杯の同輩はというと、ランチもしっかり生姜焼きを食べ、いつも通りのスコアで回られた。自分のスコアに対し、何かを言い訳するのはいい加減にやめた方がいいいかもしれない。
※この記事は、あくまで主観的な感想です。メニューはプレー時におけるものであり、季節、その他の事情により展開されていない場合があることをご了承ください。
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