キャディバッグの中には何本のクラブが入っていますか?

18ホールをラウンドするには、色々なクラブを選択しなければなりません。ルール上限の14本を揃えている方も、そうでない方もいらっしゃるでしょう。スコアメイクの為に入れたいクラブが有ったとしても、既に14本挿してあれば、何かを抜かなければなりません。月例会やコンペ以外の気心の知れた仲間とのプレーであってもゴルフのルールは厳格であり、それは守らなければなりません。

では、使用クラブ14本というルールはどのようにして決められたのでしょうか。

1934、35年に全英アマ、全米アマを制したローソン・リトルのキャディーが30本ものクラブは重すぎるとクレームを出したのがきっかけで、翌年のウォーカーカップ(R&AとUSGAが隔年で共催するアマチュアの英米対抗戦)が開催されたアメリカの名門コース、パインバレーGCにおいてアメリカ代表のボビー・ジョーンズと英国代表のトニー・トーランスが会談。ボビー・ジョーンズが年間グランドスラムを達成した際に使用していたクラブの本数が16本、トニー・トーランスが使用していたクラブが12本。そこでジョーンズが「間をとって14本にしよう」と提案。1938年にはUSGA、1939年にR&Aでルールとして規定されたとあります。(ちなみに、ローソン・リトルは1940年の全米オープンで優勝)

ゴルフのルールは厳格ですが、思いのほか大雑把なルールの決め方に驚きます。

当時トップアマであった英国代表トーランスは12本のクラブでプレーしていたわけですから、アマチュアならばそれでも十分ということでしょうか。実際のところ、1ラウンドする間に使っているのは、その位の本数かもしれません。さて、あなたのクラブバッグには何本のクラブが入っていますか?

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