ゴルメシ#26 「秦野カントリークラブ」午後スルーからの 小田原系「チャーシューワンタンメン」

陽もすっかりと延びてきたこともあって、この日は「秦野カントリークラブ」で午後スルー。バッグの積み下ろしなどはセルフ、風呂などは使用できないという制約はあるものの土日でもほぼ1万円前後というのはかなりお得である。


コースは丹沢山麗にあるため、相模湾が見渡せるなど景観は爽快そのもの。距離は短めであるが、ストレートなホールは少なく、フェアウェイも狭め。ショットを正確に打てれば好スコアも期待できるが、曲げたり打ちそこなうとグリーンが狙いづらかったりする。


淡々とホールを積み重ね、あっという間にホールアウトとなる。昼食休憩で、お仲間と語り合うのもゴルフの楽しみであるが、スループレーは時間の節約にもなるし、よりスポーツ感を味わえるのがいい。


連れの方と駐車場でお別れし、帰途へと向かおうとするが、ナビを見ると渋滞となっていた。まっすぐ帰るつもりだったのだが、どうせ時間がかかるのであれば、と以前より気になっていた小田原系ラーメンの名店「三溪園」に向かう。


お店一番のおすすめである「チャーシューワンタンメン」を注文。ラーメン専門店ではなく、いわゆる中華料理店なので、店主は様々なメニューを同時にこなしている。


やがて運ばれてきた丼ぶりはやや大ぶり。湯気は立っていないのだが、これは表面がラード(?)で覆われているため。油断して飲むと大やけどをするタイプだ。チャーシューは6枚。ネギ、メンマ、のり、そしてラーメンでは珍しい刻んだ三つ葉がトッピングされている。


まずはスープを飲む。あっさりとした醤油味。麺は、中太平打ち。やや縮れがかっており、茹で加減も丁度よく、いわゆるツルツルのシコシコ。心の中で “うまい!”とつぶやく。まさに期待していた味である。


続いてチャーシュヘ箸を伸ばす。ほどよく味がしみており、食べごたえも十分である。やがて、ワンタンが姿を現す。折りたたまれた三角形はかなり大きめで、熱々のスープとともに喉に滑り込んできて、思わずお冷を飲む。


汗だくになりながら、一気にかきこむ。食べ終わるとかなりの満腹感。ゴルフの後だったからよかったが、普段なら食べ切れたのかやや不安になるほどである。


名前だけは聞いたことがあったが、始めて食べた小田原系。やや粘度があってこってりした味が多い昨今、あっさりとしながらも癖になる味わいは懐かしくもあり、新鮮さを感じた。


生の餃子をお土産に、店外へ。振り返ると看板に「味とボリュームの店」とある。まさに看板に偽りなしの逸品であった。


※この記事は、あくまで主観的な感想です。メニューはプレー時におけるものであり、季節、その他の事情により提供されていない場合があることをご了承ください。

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