千葉県、鶴舞ICから約15分の場所にある「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ」。“鬼才”とうたわれたデズモンド・ミュアヘッドによる設計で、景観の美しさはもちろん、戦略性の高さでも知られているコース。池やクリークなど水が絡むホールが13ホールもあり、クチコミサイトを見ても、多くのゴルファーが“難しい”とコメントしている。
スタートの1時間半前にはコースに着く。難しいコースなので早めに行って十分な練習とお思いかもしれないが、目当ては毎日実施している「無料朝食バイキング」。まずは練習よりそちらに向うこととなった。
メニューは、ごはんだけではなくパンにも対応している構成で、さながらホテルの朝食バイキングのようである。これからのプレーを考えると、パンを中心に軽く済ませるのが妥当と思いながらも、ごはんを選ぶ。まずは、バイキングコーナーをグルっと回り、何が置かれているかを掴む。かの古館アナ的にいうと“あたかもこれから戦うコースを下調べするかのように!”と、いったところだ。
まだ何も乗っていないお皿にイメージを膨らませる。そして、おもむろに焼き鮭を取る。やはり、ごはん食の主菜としては焼き魚だ。続いて、スクランブルエッグ、ハム、ボイルドソーセージ、サラダを盛り付ける。これで、メインディッシュは完成。しかしながら、私にとって真のメインは卵、そして納豆である。カップ状のものに入れられた納豆2パックを器に移し、かき混ぜる。生卵も別皿で味を調える。鮭で軽くひと口、ふた口ご飯をいただく。続いて納豆を乗せたもの、卵かけご版と少しずつ味を変えながら食べ進む。あっという間に一膳を終えてしまう。ここでやめれば良いのだが、お替りを取りに行き、最後は、卵と納豆を混ぜたもので一気に平らげる。一体ここに何をしに来たのか、分からなくなるほどの満腹感。
スタートをするも、お腹の苦しさがただでさえの難コースをさらに険しいものにする。しかしながら、キャディさんのコーチングのお蔭もあって、悪いながらも大崩れまでにはいたらない。もちろん納得がいかないスコアであったのだが、“こちらのコースは難しいから普段より5~10打は多くなる方が多いんですよ”なんて、優しい言葉を最後にかけてもらい少しだけホッとする。
コースが人を育てるというが、今回学んだのは、ゴルフにおいて万振りがご法度のように、お腹も八分目ということだったような気がする。
※この記事は、あくまで主観的な感想です。メニューはプレー時におけるものであり、季節、その他の事情により提供されていない場合があることをご了承ください。
0コメント